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30代未経験からIT / Webエンジニアへのリアルな転職体験談3 ”入社から事実上の解雇へ”

30代未経験からIT / Webエンジニアへのリアルな転職体験談3

私は今、実務未経験からwebエンジニア(Ruby)に転職して10ヶ月ぐらいが経っている。(2018/9現在)

実は、初めから転職を考えていた訳ではなく、最初はフリーランスになろうと思っていた。

実務未経験からwebエンジニアになるまでには、いろんなことを考え、調べ、やってみて、やっぱり考え直してと紆余曲折を経てきた。 自分が実務未経験からwebエンジニアを目指す際には、とにかく、情報が無くて苦労した。

周りで同じように実務未経験からwebエンジニアへなったというロールモデルになるような人はいなかった。 そもそもメーカ勤務だったからITエンジニアの知り合いすらいなかった。

ネットで検索しても、華々しいカッコイイことばかり書かれていて、リアルな情報がとにかく見つからなかった。

そこで、当時の自分が何を考え、どう動いて、どうなってきたのかというリアルなことを綴っていく。 まとめ記事ではなく、ストーリー調で書いていくので何回かに分けて書いていく。

これが正解というわけではないが、一つの参考になれば幸いだ。

今回は、入社から事実上の解雇までの体験談を紹介する。

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東京のVR系スタートアップへ転職

このスタートアップでは、Web系エンジニア兼ビジネスプロデューサーとして輝かしい新しい人生のスタートを切るつもりだ。

心配事と言えば、生後半年の息子と妻と、長年暮らしていた関西から離れ、頼り手のない東京で生活していけるかという点だ。

心配は尽きないが、幸い、会社は家族のことも考慮してくれて出張等も負担のないようにしてくれるとのことなので少しは安心した。

会社は、社長を含めて7名のメンバーで構成されている。 大手メーカーの工場勤務だった頃からすると、オシャレなオフィスも、最新型のmacでの仕事も、残業はほぼゼロ(らしい)ということも何もかもが新鮮だった。

憧れのIT系スタートアップでの仕事にワクワクしていた。 ところが、勤務し始めてすぐに想定外のことが起こり始める。

勤務初日の面談でこう言われた。

「まずは、会社の仕事を覚えてもらうために、営業として商談付き添いやVR撮影の現場を知るために全国各地を回ってもらうよ。明後日から3日間福岡でブース出展があるから同行できるよね?」

えっ、、、いきなり出張!?

「入社してからしばらくは、出張は家庭的にも負担になるので避けたいんですけど。。。元々、出張はあまりないし最初は無理のないように調整しましょうという話だったかと思うのですが。。。」

「そうか、でもこれは大事な案件で仕事の内容を覚えてもらう研修としても是非行ってもらいたいんだ」

と言われ、結局2泊3日で福岡へ出張に行くことに。

妻へそのことを伝えるとかなり不安そうだった。まだ東京での生活にも慣れず育児が大変な状況で、既に疲れていた。

連絡はこまめに取ることを伝え、私は福岡へ飛び立った。

新会社での活躍と弊害

ブース出展では、自分の強みでもあるプレゼン力をいかんなく発揮して、大活躍した。

社長からも他のメンバーからも「入社してすぐに事業内容を理解する吸収力とこれだけ説明できるプレゼン力はすごい!」と大絶賛された。

自分の強みを発揮して活躍できたことはすごく嬉しかったし、楽しかった。

こんなにもすぐに活躍して他のメンバーからも信頼されるなんて最高だ!と興奮していた。

しかし、その日の夜、ホテルの部屋から妻へ電話して様子をうかがうと、高揚していた気持ちは一瞬で冷めてしまった。

電話の向こう側からは、息子の泣きわめく声が聞こえた。

妻は泣きながら「もう無理。。。どうしよう。。。」と助けを求めていた。

東京では何もかもが初めてでストレスを受け続け、周りにはだれも助けがいず、自分一人で育児をするしかないというプレッシャー。

妻は私がいなくなった出張初日で完全に心身共に疲弊してしまおり、体調を壊していた。

ただ、私はすぐに飛んで帰ることはできなかった。ただただ、話を聞くことしかできなかった。。。

妻の様子が気になりながら、出張から帰ったのは、夜11時頃。

起こさないようにとゆっくりと部屋へ入った。部屋の状況を見て、言葉を失った。

家中、物が散乱していて足の踏み場がない。

更に奥に進むと、、、薄暗い灯りの中、妻はソファーにうずくまって泣いている。

これは悪夢か何かだと思いたい。。。

だが、これは現実。

妻は慣れない東京での生活の中、孤独でほぼ丸三日子育てを一人でしたことで心身ボロボロの状態だった。。 自分が出張に行ってこんなに無理をさせてしまったことを激しく後悔した。

自分は、やりたい仕事ができるようになって楽しくてやってるが、家族はボロボロの状態だった。

翌週、会社でまた出張の要請が出た。

今度は、家族の状態を伝え、無理だと伝えた。

「家庭の状況はわかるけど、そんな調子で大丈夫?皆頑張ってるんだから。」

社長はあからさまに嫌な顔をしながら、とりあえず今回は他の人に出張を対応してもらうこととなった。

ビジネスプロデューサーとしての仕事は都内での活動がメインだと聞いていたのに、こんなに毎週出張があるなんて話が違うじゃないか。 と心の中で思った。

そもそも、Web系エンジニアとしての仕事はいつできるのかと聞くと、Ruby on Railsで開発予定だったシステムは方針が変わって今は開発しないことになったと。

今開発案件があるのはUnityを使ったVR制作のみで、○○さんのスキルでは、エンジニアとしての業務を任せられない。 それよりも即実力を発揮できるビジネスプロデューサーをメインでやってもらう。

えっ、、、エンジニアとして仕事できない!?そんな、、、

今になって思えば、この会社でやっていくのは無理だし、やりたい方向性とは違うというのは入社後数週間で明らかだった。

ただ、その当時の自分は「やめる」という選択肢を取れなかった。 転職に失敗したということを受け入れられなかったのかもしれない。

ビジネスプロデューサーとして自分の強みを活かして活躍できているのが楽しくて、エンジニアとして実績を積みたいという気持ちに蓋をしていた。 家族の状況も何とかなると思っていた。

出張は極力断り続けたが、どうしても行かなくてはならない場合もあり、対応していた。

1ヶ月半面談

今回は、入社から事実上の解雇までの体験談を紹介

そうこうしている間に、入社して1ヶ月半くらいが経ち面談をした。

「○○さんは、"家族愛が強い"ようだから気を付けてね。 ご家庭の事情もあるだろうけど、皆頑張ってやってるんだから、君だけを特別扱いはできないから。 出張命令に従えないのなら、このままでは本採用はできないよ。 仕事の能力は優秀なのに、もったいない。 家族は本来、支えになって、家族がいるから頑張れるってなるのに、君の場合は、逆に家族が足を引っ張っているように見えるね。」

と言われた。

私は状況が理解できず、すぐには言葉が出なかった。

少しして、私は動揺しながらもこう答えた。

「も、もう少ししたら、生活にも慣れて家庭の状況も安定してくるので待ってください。そうすれば出張にも行けるようになります。」

私はひどく怯えていた。

何にだろうか?

職を失うことにだろうか?

それももちろんあるが、自分が最も大切にしていた「家族を大切にしたい」という純粋な気持ちを踏みにじられ、ひどく傷ついていた。

自分は、息子の誕生を機に、育休を取り、プログラミングを独学した。

自分たちの理想のライフスタイルとして、家族の時間を大切にしたいから、時間や場所に捉われない働き方をしたいと思い、大手メーカのキャリアを捨てて、エンジニアへ転身しようとした。

そのために、わざわざ親のいる関西を離れて上京してきた。

自分にとって、今の家族がいるからこうやって挑戦してこれたと思っている。

それなのに、それなのに、、、

「家族が足を引っ張っている」というようなことを言われることは絶対に許せなかった。

怒りよりも先に、すごく大切なモノを壊された喪失感のような、悲しい、怖いという感情が出てきた。

自分が冷静な判断ができるような状況ではなくなっていることにすら気付いていなかった。

面談のことは、妻には話せないままだった。

妻は東京に来てからずっと疲弊している。

自分もできる限りのことはやろうと育児も家事も睡眠時間を削りながらやっていた。

それでも、妻の孤独感は癒されない。親は関西だからすぐには頼れないし、周りにはだれも頼れる人がいない。 一時保育も予約がいっぱいでほとんど使えない。

妻が疲弊してしまっているのを見るのも、ママの様子が変で不安になってよくグズるようになってしまっている息子を見るのも辛かった。

妻の話を聞こうとしても、全然辛さや苦しみをわかってないと言われ、厳しい言葉で責められる。俺だって頑張ってるのに。。

妻とも毎日のようにケンカするようになり、家庭が崩壊しそうだ。

どれだけ頑張っても状況は良くならない。毎日毎日消耗しているだけだ。

2か月半面談

毎日生きていくのもギリギリの状況で生活している中、入社して2か月半くらいが経ったとき、また面談があった。

社長の口から

「様子を見てきたが、○○さんはやはりこのままでは本採用できない。出張命令に従えないのであれば今の会社にいてもらえない。 ○○さんはこの会社に合わないんじゃないかな。まぁ、急に職を失うのはご家庭もあるので大変だと思うので、本採用見送りで試用期間延長とすることはできるよ。 一度考えてみてくれないか。」

と告げられた。本採用拒否、つまり事実上の解雇だ。

いよいよ事態は最悪の状況になってきた。

家庭もボロボロで、職も失ってしまう。。。

ただ、今の家庭の状況を考えると、出張に行けるような状況ではない。そこまでしてこの会社に残る必要はない。 でも今すぐに職を失うのは避けたい。

妻にこのことを伝え、今の会社はやめてエンジニアへ再度転職する方向で考えることに。

しかし、すぐに職を失うのはリスクが高いので、退職の日は次の転職先が決まるまで待ってほしいと会社に伝えた。

色んな感情が出てきた。

京都の内定もらっていた会社に転職していた方が良かったんじゃないか。 やっぱりエンジニアになるのは無理だったのか、大手メーカを辞めない方がマシだったんじゃないか。

東京に出てきて家族に大変な思いをさせておきながら、仕事も失うなんて何のために上京したんだろう。

これから先どうなってしまうんだろうか。。。 今から転職活動をするといっても、エンジニア未経験だし、いい会社に出会える気がしない。

でも、もう一回挑戦するしかない。

このあと、二度目の転職活動をすることになる。リベンジなるか!?

to be continued.

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今回の転職での気付き

後日、振り返ってみて以下のことがわかった

経営者の人間性の見極めの重要性

自分を認めてもらいたいという気持ちから、甘い言葉に踊らされて、経営者の人間性の見極めができていなかった

スタートアップへの憧れと実態

華やかさややりがいを感じて入った。 事業内容がコロコロ変わる可能性がある。言ってた仕事がなくなることもある。

スタートアップは即戦力を求めており、育成には力を注げない

少数精鋭部隊なので、すぐに成果を出さないといけない。 長期的な育成には力を注げない体制である。

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